年6回発行(120頁/号)のLandslides: Jornal of International Consortium on Landslides、毎年開催のICL代表者会議とIPL Symposium、3年ごとに開催する斜面防災世界フォーラム(World Landslide Forum)を活動の核として、次の活動を行っている。
48課題の国際斜面災害研究プロジェクト(IPL-Projects)を実施している。この中には、日本を中心とするJST-JICA地球規模課題研究プロジェクト(SATREPS) を基礎とする「スリランカにおける降雨による高速長距離運動土砂流動災害の早期警戒技術の開発」 IPL-175 「ベトナムと大メコンケインの他の地域における斜面災害危険度軽減技術の開発と教育」、IPL-161 「クロアチア土砂・洪水災害軽減基本計画構築」ほか、世界各国において、ICL機関から提案されたプロジェクトが実施されている。<Ongoing Project >
ICLでは、ICLの十周年会議で採択したICL長期戦略計画2012-2021での検討に基づき、下記のICLの地域ネットワークと課題別ネットワークを設立し、各ネットワーク毎に活動を実施している。
地域ネットワーク:東北アジアネットワーク、アドリア-バルカンネットワーク、ラテンアメリカネットワーク、東南アジアネットワーク
課題別ネットワーク:人材育成ネットワーク、地すべり危機管理ネットワーク、寒冷地帯の地すべりネットワーク、地すべりと文化自然遺産ネットワーク、地すべり計測と警告ネットワーク<ICL Networks>
ネットワーク活動を支える基盤として、文部科学省から平成24年度政府開発援助ユネスコ活動費補助金を得て、地すべり教材(ICL Landslide Teaching Tools)を開発し、拡大改良を実施している。これは教科書に相当するテキスト(本),世界各国で作成されるガイドライン、マニュアル、ケーススタディー、重要文献とうを収録したCD, 及び講義用のPPTからなる。
著作権、定期的なupdateと質問に対する答えの責任は、ICL機関とTeaching Tool協力機関に属する。執筆機関と教材にはおのおの識別番号が与えられている。例:TXT-Tool 3.081-1.2 地すべりダイナミクス(3: 試験とシミュレーション分野、081: 日本、1:ICL本部、2:教材の2番目)など